ネットキャッシングが確立されるまでの変遷

ネットキャッシング活用術

ネットキャッシングが確立されるまでの変遷

ネットキャッシングの活用術についていくつか解説してきましたが、
その利便性については改めて目を見張るものがあります。

現在のようなネットを活用したキャッシングシステムができる前には、
通信手段として主に固定電話の電話回線を利用するほかにはなかったので、
電話とFAXを除いては、遠隔地からの申込みなどには未対応でした。

ここでは、キャッシングの申し込み方法と、ネットインフラの前身ともいえる電話回線、
通信手段の変遷について、ちょっと振り返ってみたいと思います。

90年代は無人契約機が大活躍

そもそも90年代初期には、インターネットなど存在しませんでした。
パーソナルコンピュータはまだネットワークで繋がっておらず、スタンドアローンで動作し、 値段もかなり高かったこともあり、一般家庭において個人が所有するような
代物ではありませんでした。
携帯電話は一応は存在しましたが、その大きさや値段の点から一般に普及するには程遠く、
一部のマニアックな人たちやある程度お金をかけられる人が、
自動車用電話として利用している程度。

キャッシング業者の間ではこの時代まで店頭での対応がメインとなっていましたが、
現在でも人気の高い申し込み方法として利用されている「無人契約機」が登場し
脚光を浴びます。そしてこの後ネットが劇的に普及する2000年以降まで、
店頭以外のメインの申し込み方法として活躍することになります。

95年頃になるとWindows95が登場、半導体部品の小型化やローコスト化に助けられ、
パーソナルコンピュータそのものも個人一般でも購入可能なレベルとなりました。
加えてインターネットというインフラが登場しますが、
個人レベルの普及までにはまだまだ時間が必要でした。
この頃ポケベルが急速に普及しました。当初はベルを鳴らすだけの簡単な機能しかありませんでしたが、最終的には文字データの送信にも対応するなど、
技術的にも着実な進化を遂げます。

98年頃から、現在ではガラケーなどとも呼ばれる携帯電話が一般化します。
当時は各携帯事業者が顧客獲得のために、0円の端末を数多く販売するなどで、
これもまた爆発的な普及を見せることになり、
それまでもてはやされていたポケベルにとってかわる存在となりました。

iMacの登場とインターネット

パーソナルコンピューターの世界ではそれまでベージュ筐体だったMacintoshが、
カラフルな半透明の筐体を採用したiMacを発表。ネットワーク接続を前提としたOSで、
接続設定もわかりやすかったりと、インターネット時代の幕開けを代表するパーソナルコンピュータとして人気を博します。時期を同じくしてWindows98が登場しました。
この当時は、家庭用電話回線の一部帯域を利用し、33kbps、56kbpsなどの接続速度で、
ダイヤルアップでその都度接続するというものでした。

2000年頃になるとブロードバンドと呼ばれる常時接続が登場します。
ダイヤルアップの接続速度とは雲泥の差ともいえる1Mbps~6Mbpsなどの高速回線となり、
本格的なインターネット時代の幕開けとなります。
すこし後には現在でもおなじみの光回線が登場していましたが、
コスト的にまだこなれていなかったりしたこともあって、普及するまでには
このあと数年を要することになります。

この頃には、PCブラウザ上からの申し込みが可能となります。
つまりやっとネットキャッシングの時代がやってきたというわけです。
ただしスマホの普及にはiPhoneをはじめとする端末の登場を待たなければなりません。
本人確認書類をデータとして送信するためには、デジカメで撮影もしくは
スキャナを用いてスキャンしたデータが必要となるため、申し込み方法として
無人契約機にとってかわるにはもうすこし後になりますね。

スマホ普及の立役者iPhone

すこしづつシェアを伸ばしていたiPhoneですが2010年頃からさらに販売数が加速します。
いわゆるAndroid端末はアップルに後塵を拝することになり、
現在でもその形成を維持したままといえます。
この頃に爆発的な普及を遂げることになるスマホ。
こうなってくるとPCよりも手軽に使える上に能力も高いモバイル端末として、
キャッシング業界だけでなく、さまざまな業界において
スマホへの対応を余儀なくされるわけです。

また、スマホの普及に関して個人的には、東日本大震災の際にガラケーでの
電話回線が不通となってしまったにもかかわらず、スマホ上のTwitterなどの
アプリでは問題なく通信が可能であったことも、一役買っているのではと考えています。

そしてスマホの普及によってネットキャッシングが主な申し込み方法となった理由には、
先にも触れたとおり、本人確認書類を簡単にカメラ撮影できる点も大きかったといえます。

キャッシング業界においてもこのような変遷を経て、
通信回線や端末の進化と普及に歩みを合わせるようにして、
申し込み方法を熟成させてきたという流れがあるわけです。